唐津から少し東、玉島川を少し登ったところにある、昔からの老舗の「飴源」に行ってきました。
こちらは小泉武夫先生絶賛のつがに(モクズがに)が食べることができるのです。
玄関。
がらがらと戸をあけて、名前を告げます。
こちらの小部屋に通されまして、しばし待ちます。
出されたのはびわのお茶だったかな?
さて若女将がご挨拶に来られて注文のメニューの確認後、2階の座敷に案内されます。
まず最初はこの3種類。すっぽんのスープ、きのこのお浸し、柚子豆腐
鯉の洗いと鮎の背越し。
泥臭さみたいなものはみじんも感じられず、ただ鮮烈。素味噌をつけていただきます。
こちら背越しのアップ。若干の骨っぽさが残されており、川魚でもお刺身で食べられるんだぁと素直に思いました。
山女魚の塩焼きと飴焼き。
塩焼きは予想通りの味でしたが、飴焼きがすごい。甘露煮とかは甘すぎるのであんまり好きじゃないのですが、この飴焼きは甘すぎず、火が通り過ぎず、温かいまま提供されるので、あたまから尻尾まで丸ごと美味しくいただきました。
つがにの姿煮。
こぶりのモクズがにが一人に2匹ずつ。オスとメスをそれぞれ堪能できます。
こちらメスを開けてみたところ。オレンジ色した卵巣が美味しいです。
しかし子供を持っていないオスの方のカニミソがなんともいえず上品で、そのうまさに唸ってしまいました。
ただし身は食べるのめんどくさーい。
かにめしと香の物、そしてかに寄せ汁です。
もうこの段階でかなりお腹いっぱい。でもかに寄せ汁は、カニの味がストレートに感じられてよかったです。
季節の果物。カキ、カキの焼酎づけ、むべ、キウイです。
カキがいい感じに熟していて、ぐじゅって感じでした。
ミシュラン2つ星に輝く川魚料理と摘草料理の飴源。季節を変えて、また訪れてみたいお店です。