青森駅近くに係留されている青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸を見に行きました。
八甲田丸は1964年8月12日に就航。歴代の青函連絡船55隻の中で23年7ヶ月もの現役生活は最長とのこと。また青函連絡船の最終航行船の大役も果たした青函連絡船の中でも代表的な船です。
乗船口のドアは就航当時から使用されているもの。
地下から4階まで、だいたいのところが見学できるようになっています。函館の摩周丸は車両甲板はビデオカメラでしか見れませんが、こちらは入れるようです。
津軽海峡文化コーナーでは、次記事で紹介する青函ワールド展示がほとんどです。
連絡船には寝台車というか寝台があったんですよね〜。
操縦室からの船首方向の眺め
実際に船内で使われた案内表示の数々
鐘があったので鳴らしてみたら、すごい大きな音でびっくりしました。
操縦室です。中央の船長とおぼしき物体は人形です。
甲板の上にも出て、歩きまわることができます。
煙突のところに入口があります。
おお、中は階段になっていて、煙突上部に上れます。
煙突展望台からの眺め。
操縦室の手前にある通信室。摩周丸でも見たなー。
函連絡船最大の特長は貨物車両を搭載する「車両甲板」があることであり、鉄道車両が船を通じて海を渡ることは世界的にも大変珍しいことです。
郵便車では当時、郵便局員が航行中に仕分け作業をしていたそうです。
キハ82が海を渡ることはほとんどなかったことでしょう。
DD16は軽かったため、貨車の積み込みに大活躍だったそうです。
航送車両の鉄道連絡船への積み下ろし作業用の控車として製作された車両。こんなのあるなんて知らなかったなー。
エンジン。さながら工場のよう。ディーゼルエンジン1600馬力8基
エンジンのコントロールルーム
巨大な発電機。
青森駅との間にある可動橋。これで潮の満干関係なく、車両を車両甲板に運ぶことができたそう。これが青森駅には3つ存在していた。
在りし日の連絡船を思い出す1日となりました。